ITフリーランスは天国か地獄か

ITをフリーランスで食べていくにはメリットとデメリットがあります。それらを抑えることでストレスのない天国のような仕事になるか、そこの見えない落とし穴に落ちていく地獄のような仕事になるかが分かれ目です。フリーランスのメリットは、働く時間を選べることです。自分のペースで働けますから何時に働クコとも自由です。ですから残業に怯える必要もありません。他にはフリーランスはいつでも好きな期間休めるといった利点もあります。それにITフリーランスは働く場所を選びません。ネット環境とパソコンさえあれば自宅でも公園でもカフェでも出来ます。もちろんデメリットもあります。それは収入の不安定さです。会社勤め時は決まった期日にお給料が振り込まれますがフリーランスは自分で仕事を探し、仕事先と契約を結び、仕事が認められて初めて報酬が発生します。契約期間までに仕事が認められなければ報酬は無しになります。また、仕事を受託する場合、営業をして自分を売り込まなければ仕事は来ませんし、その会社に需要のないスキルや技術ならば見向きもされません。つまり、フリーランスが天国になるか地獄になるかは本人のフリーランスで食べていける自信と、企業のニーズに合ったスキルと技術を持っているかに懸かっています。

IT系フリーランスでやって行くための注意事項

IT系フリーランスとしてやって行くにあたり、いくつかの注意事項があります。

一つ目は、「職種によっては、仕事を取るのが難しいことがある」。

システム開発であれWebデザインであれ、ある程度以上の規模の案件になると「ディレクター」が必要になってきます。

ディレクターがいないと、現場の人間に無駄な負担がかかったり、仕事が全く進まなかったりしてしまうからです。

しかし、それほど重要な職種にもかかわらず、ディレクターの仕事は能力をアピールするのが困難なので、フリーで行うには、かなり名前が知られていなければなりません。

二つ目は、「作業と営業を並行して行う必要がある」。

一つの仕事を片付けてから次の仕事の営業活動をするというやり方だと、収入のない期間が生じてしまいます。

しかし、営業をするといっても、プログラマーやデザイナーが飛び込み営業をするなどというのは無理があります。

ですから、知人や友人から紹介してもらったり、ポートフォリオサイトを作るなどする必要があります。

IT系フリーランスの信用度を高める仕事用の電話番号

IT系フリーランスにとってクライアントやクライアントになる顧客層との信頼関係はとても大事ですが、その連絡先として携帯電話を用いている場合デメリットになる可能性があります。

というのも仕事をフリーランスに依頼する側にとっては比較的簡易な契約で番号を取得できる携帯電話は、固定電話より信頼度が低いと考えることが多いです。

もちろん初対面の相手がクライアントに多いフリーランスにとって、自宅の固定電話を教えるのはそれだけリスキーですし、また私用の電話も兼ねる自宅の電話では仕事として使うのに適してはいないでしょう。

つまり電話で依頼を受けたり連絡をつけるIT系フリーランスはも仕事用として固定回線の番号を新たに保有するのがいいでしょう。

けれどもう一回線引くとなるのは労力など面倒なこともありレます。

そんな時には最近、固定電話の番号を取得できるサービスが増えてきているので、それらを利用するのがいいでしょう。

手続きを済ませると市外局番やフリーダイヤルの番号を使えるものもあり、IT系フリーランスの信用度を高めてくれるでしょう。

IT系フリーランスのキャパシティオーバーは深刻

IT系フリーランスの落とし穴といえば、「なんでもかんでも仕事を引き受けて、そしてキャパシティーオーバーになる」ということでしょう。

とくにIT系フリーランスとして駆け出しの人、IT系フリーランスとして独立したばかりの人が陥りがちな穴だと言えるでしょう。「仕事があることがありがたい」「私に発注してくれるので頑張ります」とばかりに、無理目なスケジュールであってもなんでもかんでも受けてしまってはダメでしょう。

なぜなら、キャパシティーオーバーの仕事量はひとつの案件のクオリティーを下げることになるからです。人間は、忙しい中に身を置きますと、ついつい手を抜いてしまいがちになりますからね。ですから、仕事が甘かったりミスをしてしまったりもするのです。

そうなってしまっては、仕事が次につながりません。「また頼みたい!」と思ってもらうためには、ひとつの仕事をしっかりとあげるべきでしょう。そしてだからこそ、仕事量は適量で。無理をするにしましても「ちょっと」の範囲内に留めておきましょう。

ITフリーランスになると収入を安定させやすくなるメリットがある

ITフリーランスになると実は収入が安定しやすくなります。多くの人は会社に雇用されている方が安定しているのではないか?と思うかもしれませんが、それはもはやイメージの話です。会社に雇用されているのが安定しているというのは幻想に近く、本来は不安定な状況なのです。それは会社で働いている以上、会社以外からの収入源がほぼ存在しないからです。就業規則の問題や本業以外で時間を確保しづらいという意味で、副業がしづらいのが正社員なので、会社に雇用されている限り、その会社からの収入しかほぼ期待できないので、本来はかなり不安定な生き方なのです。フリーランスは収入が月によって違うということは言えるかもしれませんが、複数の仕事を同時に行いやすく、収入源も1つではなくて複数確保することが正社員よりはしやすいので、実はITフリーランスになると収入が安定しやすい、別の言い方をすると収入が途絶えるリスクは正社員よりも低いということが言える場合があります。会社で働いていると、収入はその会社のみですから、クビになったりしたら収入は0です。ITフリーランスではそのリスクを限りなく0に近づけることも可能になるので、収入が毎月少しずつ変わりやすいという意味では不安定という言い方もできなくはないですが、収入が途絶えるリスクが相対的に低いので、その分安定しているという評価もできなくはないでしょう。

フリーランスは自由気ままで周りから羨ましいと言われるが

10年勤めたIT系の会社を退職して、フリーランスとして独立したのが二年前になります。以前やっていた仕事はweb制作のディレクターをしていたのですが、独立してもスキルを十分生かせる仕事でしたからおかげさまで仕事に恵まれており、収入も増えたので独立は結果的に良かったと思っています。

しかしその一方で業務面での税務会計処理などすべて自分でしなければならなくなり、仕事と共に税務会計に頭を悩ませています。私の家内が昔経理の仕事をしていたこともあり会計処理を手伝わせていますが、家内がいなかったら相当大変でした。

それでも妻も仕事を抱えている身であり、頻繁には頼みにくいこともあり税理士を雇うか、思い切って会社形態にして従業員にやらせるかと考えています。

前の会社の同僚とは今も付き合いがあってたまに一緒に居酒屋で呑んだりすることがあります。当時は残業当たり前、納期前には自宅に帰れないことが当たり前でしたから、フリーランスとなった私の境遇について羨ましがられることがあります。

しかし私だってフリーランスとなっても納期前には徹夜も当たり前だし、それに加えて税務会計で頭を悩ましているのですからこんな苦労は会社員には分からないだろうと思います。

自由だから選んだフリーランスですが、IT系に関してはあまり自由気ままにとはいきません。

フリーランスになった後に

以前勤めていた通信機メーカーのSEを経て、外資家のIT企業勤めていた自分が40代半ばになって、フリーランスなったことがありました。

約2年近くフリーでWebデザインやライター仕事をしていたのですが、次第に一線から感覚が失われてきて、仕事の進め方似おおきな壁が立ちはだかって来るのが、肌で感じたものでした、

やはり、組織に属している時と個人で仕事をしている時では、世間の情報量の入り具合が全く違うのです。

会社では働いている時は情報量が多く、取捨選択に四苦八苦していましたが、フリーランスだと新鮮な情報に飢えてくるのです。

そんなことからフリーランスでの仕事の新鮮さも失われてきて、結果的にIT企業に再々就職をしたのです。

フリーランスだと自己管理もしっかりとしなければなりませんし、仕事や収入の不安定が不安になってきます。

もしフリーランスで安定した収入を作ろうもお思うのなら、尖ったノウハウを持っておくことが大事です。

在籍中からフリーランスでのIT仕事を請けていくこと

IT業界でフリーランスに転身するためにしておくべきだと思うことは、フリーランスになる以前の段階で「フリーランスになってからの仕事をある程度確保しておけ!」ということです。

実家暮らしで親から存分に援助を受けられるのでしたら、IT関連会社を退社してからフリーランスとしての活動として、まずは「営業」から始めてみてもいいでしょうね。

しかし自分で生計を立てているのでしたら、そんな悠長に構えているわけにはいかないですよ。生きていかなくてはいけませんからね。ですからこそ、会社に在職している頃からちょっとした営業を始めた方がいいのです。

なにも今のコネクションを活かさなくてもいいのです。今ではネット上にフリーランス向けの案件を紹介するサイトもいくつかありますからね。そういったお仕事紹介サイトにて実績を増やしていくのも手ですから。

そして生計を立てていけるめどが立ったら独立するのが賢い選択だというものでしょう。見切り発車で独立してしまうのが一番危険だと思いますので。

収入が得られる目処が立ってからIT業界でフリーランスに転身!

IT業界でフリーランスに転身するにしましても、今の時代は見切り発車で独立するものではないと思います。いや、約10年前に私が独立した時でさえ、「IT業界はもう見切り発車で独立できる時代じゃない」などと言われていたのですから、今の時代ならばなおのことですよ。

やはり1本は「ここから仕事を取れる!」と確約できるようなお得意さん(クライアント)がいないままでしたら、いくら技術があってもフリーランスで収入を得ていくのは難しいかなーと思います。

ですから私の場合は、会社に所属して仕事をしながらも、独立後に「太い客」となってくれるようなクライアント探しはしていましたね。

IT業界の場合、フリーランスで仕事を請け負っている人が多いですから、会社に所属している人にも「独立したらこっちの仕事も〜」という話も出たりするのですよね。私もちょくちょく声をかけられました。

そして、独立後にある程度収入が確保できる目処が立ってから退職をして、晴れてフリーランスとして仕事を請け負うこととなったのです。

ものすごくオーソドックスな独立までの道のりですが、まあわりと多くの人がこんな感じで、IT業界でフリーランスに転身するのだという印象ですね。私も然り。

IT業界でのフリーランス独立時期はいつにする?

IT業界でフリーランスに転身する具体的な時期といったものは、とくにはないように思います。けれど、ひとつの目安を作るのでしたら、まず会社員として勤務時に自分が請け負っている案件がひと段落したら、フリーランスとして独立するのがいいでしょう。

IT関連会社からの「やめ時」というか、自分の独立時期を決める際にも、やっぱり筋を通すことは大事だとは思うのです。いくら仕事が辛くっても、ある程度ひと段落させてからの方がいいでしょう。

IT業界をフリーランスで生きていくことを考えてたのならば、なおのこと「今、担当している案件をひと段落させてから」ということが大事になってきますので。

私にしてもそうでしたよ。むっちゃくちゃ辛い時期ではありましたけれど、しかし「年末までにはー」となんとかひと段落させましたもん。逆に言えば、その目標があったからこそ最後の踏ん張りで頑張れたのかもしれません。

そして晴れ晴れした気持ちで独立できましたので、頑張ってよかったとは思いますよ。